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【宇治旅備忘録③】宇治神社・宇治上神社で祀られる宇治の地名の由来となった悲劇の皇子のお話

宇治の地をそして平等院鳳凰堂を古くから鎮守する産土神、それが宇治神社・宇治上神社です。

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学問の神様として崇拝される皇子の菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)

宇治神社・宇治上神社の両方で祀られている菟道稚郎子命。

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実は皇位を譲り自害した悲劇の皇子なんです。応神天皇の末っ子だった菟道稚郎子命は学問に秀でていたことから皇太子として認められます。それをよく思わない異母兄、大山守命(おおやまもりのみこと)は皇位を奪うため、兎道稚郎子命の暗殺を企てます。

これを知った他の異母兄で後の仁徳天皇である、大鷦鷯尊(おおさざきのみこと)は、兎道稚郎子命に大山守命の企てを伝え、兵を整えて宇治を守らせます。宇治にやってきた大山守命は、川を渡ろうとしますが潜んでいた兎道稚郎子命の兵に撃たれ、宇治川に沈められ絶命します。

その後、兎道稚郎子命は兄に皇位を譲るため自殺することで、大鷦鷯尊は仁徳天皇になりました。

 

宇治上神社は、兎道稚郎子命の離宮跡に建てられたとも言われます。

宇治市の莵道丸山にある宇治墓が兎道稚郎子命のお墓だそうです。

 

ちなみに宇治神社・宇治上神社の御朱印には兎道稚郎子命の印が押されています。

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各史跡の歴史を知ってから訪れるとより思い出に残りますしそこに祀られる神様を身近に感じるので面白いです!

世界遺産に登録されながらもその敷地は狭く平等院ほどには印象に残らない人も多いかもしれませんが、平等院が建てられるずっと前から宇治の地を古くから守り続ける両社は必見です!