ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【週末奈良旅】朱塗の社殿に金色の釣灯篭が映える奈良の世界遺産『春日大社』(その一)

学生時代の修学旅行にはじまり、もう何度も訪れている春日大社。
今回は一の鳥居や特別参拝による回廊内など初めて見る場所もたくさんありました。
名だたる武将とも縁も深い歴史ある春日大社をめぐります。

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≪春日大社参道≫

■一の鳥居
春日大社一の鳥居は平安時代初期に創建されたと伝えられ、現在のものは1638年に再建されたものだそうです。一の鳥居から本殿までは約1.3キロほどあります。

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木製の鳥居って一本の太い木を柱として使っているイメージですが、
こちらは桶のように檜の厚板を組み合わせて円柱にしています。珍しい!

■春日東西両塔跡
今は柱の跡しかありませんが、昔は東西対となる大きな塔が一の鳥居から本殿に向かって左手側にあったそうです。

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近くに昔の春日大社の様子を描いた曼荼羅図が載った案内板がありました。
昔の絵にもしっかり鹿も描かれていて古くから鹿は神の使いとして大切にされ人々と共存してきたんですね。 

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■ムクロジの木

 主人の会社の人に教えていただき、ムクロジの木に竹が生えた何とも珍しい木が
参道途中にあるとのことで見に行きました!

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確かに竹が生えてる!異種であっても交わり共生し強く生きている。

自然のものの生命力・エネルギーを感じます。

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ちなみにムクロジの木は春日山にもたくさん生えていて、果皮は石鹸、種子は羽根つきの霊や数珠として使われていたそうです。

■飛火野(とびひの)
参道途中の南側に広がる芝生には鹿がたくさんいます。
飛火野という名の由来は、昔こちらが急な知らせを伝えるのろしを上げる場所だったことや、神様が降臨された際、足元を照らすべく火を吹きつけ炎がいつまでも飛ぶように光輝いていたなど諸説あるそうです。

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夏や冬の時期にはこちらの飛火野でナチュランホルンの音で鹿を呼び寄せる「鹿寄せ」と呼ばれる奈良の伝統行事が見られるそうです。