ようおまいりでした。

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【京都さんぽ】京都国立博物館~特別展「聖地をたずねて」~

1897年(明治30)に開館し、120年以上もの歴史がある京都国立博物館。

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明治に建てられた建物や、敷地内にある噴水、考える人像などは素敵なフォトスポット。博物館は館蔵品8000件に加え、京都を中心とした社寺などからの寄託品約6000件もが収蔵されているそうです。この日は期間限定で解されている西国三十三所礼所の至宝を見ることのできる特別展を見るべく訪れました。f:id:Chankana:20200909000114j:image

■特別展~聖地を訪ねて~

1300年の歴史を持つ日本最古の巡礼路「西国三十三所」。先日見事な紫陽花を見に訪れた三室戸寺も礼所の一つ。この特別展では各礼所で大切に保管されてきた国宝、重要文化財、そして秘仏までもが一堂に会し、西国三十三所の歴史を学びながら先人たちの思いが詰まった展示品たちに思いを馳せることができます。


■西国三十三所巡りのはじまり

★長谷寺の開基で巡礼の祖である徳道上人はなんと閻魔大王からお告げを受けた!

西国三十三所の巡礼を唱えた徳道上人は一度仮死状態となって地獄へ行った際に閻魔大王から「生前の悪行により地獄に落ちる者が多い。観音霊場をめぐり功徳を得られるように観音菩薩の慈悲の心を説いて世に広めるように」と依頼されたそうです。そしてよみがえった徳道上人は人々に三十三所を巡り、地獄からの救済を観音様に求め利益を得るよう説いて回ったそうです。

■個人的に印象に残った作品

・法華経の経巻

人々が霊場をめぐり祈りをささげる観音様は人々の苦しみや悩みに合わせて三十三通りの姿に現れ救いの手を差し出すのだそうです。そういったことがかかれている当時の法華経の経典を展示で見ることができます。その中でも、なんと布の巻物に書かれた字すべて一つ一つ刺繍されているのに驚きます。「佛」という文字には金色の糸で刺繍されており、当時の人々の心身深さ、仏様への敬意やすがる思いが伝わってきます。

・餓鬼草紙、閻魔王庁図

執着を捨てられなかった人々の死後の姿を描いた餓鬼の絵や地獄の様子を描いた絵を見ると、作品が描かれた当時の人々の不安や畏怖の念が伝わってきます。作品が描かれた当時は騒乱や疫病がたびたび起こり世の終わりがやってくるという末法思想が広まっていました。そういった時代背景もあり人々はこぞって死後このような姿になるまい、願わくば極楽浄土に行きたいと願い、巡礼を行ったのでしょうね。

■ミュージアムショップは絶対立ち寄りたいスポット

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今回の特別展が行われている平成知新館に入って右手側には今回の展示にちなんだ商品や京都国立博物館とゆかりある作品のグッズなどが販売されています。最近マスクを持ち歩くことも多いので鳥獣人物戯画のマスクケースを購入。また日本画や日本の歴史をざっくりとわかりやすく紹介した面白い書籍もあったりしてついつい手に取ってしまい買っちゃいました。

 

■京都国立博物館の公式キャラクター「トラりん」が可愛い!!


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博物館の南門入って左手すぐにあるのがミュージアムショップ京都便利堂。そちらで目を引くのが京都国立博物館の公式キャラクターであるトラりんグッズ!本名は「虎形 琳ノ丞」という立派なお名前でなんと館長が名付け親なんだそう。今は特別展開催のため見えないですが、京都国立博物館に所蔵されている尾形光琳作の「竹虎図」がモチーフになっているそうです。ちょうど私が特別展に訪れた際、トラりんとの記念撮影会が行われていて大人気でした。やんちゃそうで愛くるしい表情が可愛いですよね。

なんとトラりん公式オフィシャルサイトまでありました。
トラりん公式サイト:https://www.kyohaku.go.jp/jp/torarin/index.html

 

次回は京都国立博物館で竹虎図を見るついでに、近くの三十三間堂、俵屋宗達の絵や左甚五郎の鶯張りの床があるという養源院、そして豊国神社をゆっくりまわりたいと思います!