ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【書評】#2 すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法 著:菅原洋平【今週のお題】

今週のお題「やる気が出な〜い!」について。
どうしてもやる気が出ない時ってありますよね。
そんな悪循環から抜け出せそうな本をご紹介します。

脳の仕組みをベースに、科学的な裏付けに基づいて「行動を起こす」ための様々なヒントが紹介されています。
 
面白かったところを2点ご紹介。

まずこちら。
■一つのことを終えた後に「次」にスムーズに取り掛かるには?■

大事なのは、予測を立てやすいように脳を仕向けるということ。

本書の言葉を借りると、次の作業にちょっとだけ手をつけ、現状と将来像との関係を把握させ予測を立てやすくする、と良いようです。

具体的には、帰宅したら鞄から参考書とノートを出して1行目に日付を書く、など。

これは、スモールステップといって、行動を変えるためには簡単で間違えないようなものから少しずつレベルを上げていくと成功率が高まるようですね。

確かにこれを読んだ時は納得。
いきなり超難題を解こうとしても無理。やる気もわかない。^^;
簡単な問題から慣らしていけば、その勢いでどんどん課題を超えられるのはイメージがわきます。
モチベーションが小さくても、とりあえず自分が当たり前にできることを少しやって手をつけておく、というのを実践してみようと思います!

 

そしてこちら

 ■「やればできる」という言葉でかえって「本気」が出せなくなっていた?■
どういうことでしょう?

つまり、
取り掛かっていない状態で「やればできる」と唱えても脳はどうすればいいのか理解できない

「実際できない」

「罪悪感」

「ドーパミン期待(脳ではきっとできるはず、と期待する)」

「また失敗」

「罪悪感」
というループに陥るようです。
こうなると自分の状況を正しく把握することが難しくなるそう

これにはとても共感しました。。
私はやればできると自分を奮い立たせることが多いのですが、確かに上のようなループになったこともしばしば。

改善策として挙げられていたのが、
ここまではできる、という到達点を明確にすること
・現実にできていないことに対して取り掛かるまでに「できるはず」と過度の期待をかけないようにし、脳に正常な予測を立てる

ということです。
なるほどな〜。特に1点目はとても腑に落ちました。

この他にも面白かった記載が満載でした。
「やる気」が出ないとき、行動が中々起こせない時にぜひ読んでみてください。
今週のお題に合わせて、ぴったりの本のご紹介でした。