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【新聞で気になったこと】#1 生活全てが置き換わる「メタバース」

皆さんは「メタバース」という言葉をご存知でしょうか。
「みんかぶ」や「株探」といった株式銘柄のサイトで2021年の人気テーマランキングで1位になるなど、今とっても大注目なワード。
日経新聞2022/1/8夕刊で「メタバース」について特集された記事がありましたので、自分の知っていることと合わせて、かいつまんでメターバースについてご紹介したいと思います。

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言葉の意味
meta(高次の)+universe(宇宙、世界)=metaverseで
「オンライン上につくられた人が活動できる3D CGの仮想空間」という意味で使われます。要は、インターネットのオンライン空間で、ショッピングや音楽ライブ、会議など実生活と同じことができるようになることです。

私がメタバースを知った時には、正直、昔からアバター(自分の分身として動くキャラクター)を使ってオンラインでコミュニケーションを取ったり、例えばサマーウォーズという映画で電脳世界が出てきたり、昔から概念自体はあったのに何故今こんなに騒がれているんだろうと思っていました。

メタバースが加熱しているの
は主に下記3つの理由が考えられます。

1.コンピュータ性能やインターネット設備が昔よりはるかに整った。
2.没入感を得られる機器が導入された。
3.ブロックチェーン技術によってオリジナル作品の証明が可能になった。

順にご説明します。

1.コンピュータ性能やインターネット設備が昔よりはるかに整った

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私が子供の頃は大きなPCが家にありましたが、処理が重たくて重たくてずっと画面の砂時計アイコンが消えなかったものです。
それが今や誰もがスマホで手軽にYoutubeなどの動画をすぐに見れるようになるほどの世の中になりました。
インフラが整い、コンピュータの処理性能の面でも通信速度の面でも格段に良くなったことで、広大な仮想空間上で求められるようなグラフィックス処理などを遅延なく動作可能になったことが一つの要因だと思います。

2.没入感を得られる機器が導入された

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ヘッドマウントディスプレイと呼ばれる頭部に装着するゴーグルをつけ、コントローラでアバターを操作して仮想空間に入り込みます。これにより没入感が上がり、あたかも実際に体験しているかのような感覚を得られるようになりました。

例えばセレクトショップのBEAMSはバーチャル店舗を出店しているそうです。自分のアバターが店に入ると、ヘッドマウントディスプレイを通じて、目の前にアバターのスタッフが現れ接客してくれます。さらには友達が操作しているアバターとおしゃべりしながら、 CG(コンピュータグラフィックス)で再現された商品を手に取り、色々な角度から見ることができ、そして気に入ったらオンラインショップの画面へ遷移して購入することができます。自分の家にいながら、まるでお店にいるかのように「下見」できるのです。

ショッピングに限らず、音楽ライブ、会議、観光地バスツアーなど我々が今体験していることの多くが仮想空間に置き換わるかもしれないと言われています。

3.ブロックチェーン技術によってオリジナル作品の証明が可能になった

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新聞を読んでいたとき、こちらの一節にはとても感心しました。
デジタルだとコピーが簡単にできてしまうのですが、ブロックチェーン技術を使って画像、動画、音楽など作成した年月日や識別番号などの情報を改ざん・コピーできないようにすることが可能なのです。つまり、唯一無二の証明書を発行する
ことが可能なのです。「非代替性トークン(NFT)」と言います。
これによって例えば、メタバース上でアートの売買などもできるそうです。

終わりに
今後さらに話題になっていき、我々の生活の一部となっていくかもしれない「メタバース」についてご紹介しました。
ただし普及には課題もあるそうで、本当の没入感を得るためには五感をリアルに再現する必要があること、機器が高価なこと、身につけるのが重たく身体に負担があること、などです。
今後も注目の「メタバース」には目が離せません。