ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【書評】#6 本物の気づかい 著:井上裕之

人間関係に悩んでいる人におすすめの書籍。

ちょっとした気づかいは誰しも嬉しいものですよね。
日々のコミュニケーション、お礼・おもてなしの仕方から、仕事上での部下との関係まで、具体的なシュチュエーションを交えながら様々なTipsが紹介されています。著者の方は歯科医師の方のようですが相手への気づかいをとても意識されている方だと読み取れます。

中でもこれは大事だなと共感した箇所を紹介します。

■相手の意見を認めた上で自分の意見を述べる■
相手に意見を言う時にはぜひ気をつけたいこと。
Noという否定から入るのではなく、Yesで相手の意見を認めAndで繋げる。
例えば、
「これは良いですね」といった上で
「こういう企画にすると、さらによくなるのではないでしょうか」と意見を述べる。
相手を立てた上で自分の意見を伝える。
悪いところや粗探しをするのではなく、建設的な議論を展開することが相手への気づかいですね。

■部下からの相談は「黙って聞く」か「大丈夫、と伝える」かの2択■
人は誰かに相談するとき、得てして自分の中で答えが出ているものです。
そして具体的な意見が欲しいのではなく、自分の話を聞いて共感して欲しい、背中を押してもらいたい、ということがしばしばあると思います。
本書では、
・よく聞いた上で「〜さんなら大丈夫。私はそう思うよ」
・根拠はいらない。言わなくて良いのです。
と記載されています。

■親しいからこそ気づかいをする■
本書を引用すると、
 ・人は自分のことさえ完全にわかるのは難しいもの、他人であれば尚更
・ですが、1、2年もすると何となくわかった気がする
・そうすると、お互いに説明が足りなくなる
・「相手はこう思うに違いない」という思い込みで自分の手間を省いてしましがち
とあります。
説得力があります。
これはビジネスでもプライベートでも大切なことですね。(°_°)
親しき中にもちょっとした気配りが円滑な関係を保つのでしょう。

いかがでしたでしょうか。
人付き合いで大切なことが書かれていて、なおかつとっても読みやすい。
色んな気づかいができる人になりたいものです。

 

本物の気づかい

本物の気づかい

  • 作者:井上裕之
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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