ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【書評】Think clearly 著:ロルフ・ドベリ

仕事や生活で行き詰まっている人におすすめの本。

本書は最新の学術研究から導いた、より良い人生を送るための思考法が書かれています。
著者はスイスのベストセラー作家で海外では人気の本のようです。

より良い人生を送るための52のヒントが書かれていますが、どれも科学的な根拠とともに明示されているのがいい点。
面白かった部分を紹介します。

■秘書問題(お見合い問題)■
3個目のヒントで、「大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう」という内容がありました。
著者は、「秘書問題」という、数学者の間で知られる命題を紹介し、十分な選択肢を検討する大切さを説いています。
本書では、秘書問題として紹介されていますが、お見合い問題としても有名です。

お見合い問題をざっくり説明するとこんな感じです。
前提は以下。

・n人と順番にお見合いする。(※ただしnは十分に大きい)
・お見合いした瞬間に交際するかしないか決めなければならない。
・交際スタートしたら他の人とはお見合いはできないし、一回断った人とは二度と交際できない。

果たして、n人の中で最良の人と交際するのはどうすればいいのでしょうか。
最初で決めちゃうと、後からもっといい人が現れるかもしれません。
かといって、見逃してしまうと後からはそんなにいい人は現れないかもしれません。
最初の方に出会った人がよかった〜となることもありますね。

■最良の方法■
実は、最良の人と交際できる確率が最も高くなる方法について既に証明されています。
「n人のなかで最も最良の人と交際できる確率を最大にするには n/e(=2.718)」

これはどういうことか、n=100(100/e=37)の場合で説明します。
例えば、100人の人とお見合いするとしたら、まず最初の37人はお見合いしても全員断り、37人の中で最もタイプな人のレベルを把握します。
そしてその後もお見合いを続け、それまでの37人のうち最もタイプだった人のレベルを上回った最初の相手と交際するのです。
これが、理論上は100人とお見合いして最良のパートナーと交際できる方法というわけです。
「大事な決断をするときは、十分な選択肢を検討しよう」というが何故なのかがわかります。

■まとめ■
う〜ん、面白いですよね。
数学的な根拠を示しながら、最初に全体像を把握する大切さを説いています。
こんな感じで、なんらかの科学的根拠に基づいて生きるヒントが52個書かれているのです。
他の記載もとっても興味深いものばかりなので、おすすめ。

「Think clearly 著:ロドフ・ドベリ」のご紹介でした。