ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【出産レポート①】破水始まりのお産@三豊総合病院

先月に第一子を出産してからはや二ヶ月半。
毎日が本当にあっという間すぎていき、気づけばもう秋ですね。

退院後は寝不足に加え乳腺炎や食い縛りによる
歯の痛みなどトラブルもあり大変でしたが
赤ちゃんとの生活にもだいぶ慣れてきました。

過ぎ去る日々の中で忘れないうちに
出産の記録を残しておこうと思います。

妊娠37週の正期産に入り出産予定日が近づいたら
ウォーキングや陣クス試したりしないとなぁー
と思っていた矢先、まさかの破水!
予定日から19日も早く心の準備も追いつかない中お産に挑みました。

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≪8月2日≫
午前中に三豊総合病院にて里帰り後3回目の妊婦健診。
NSTと初めての内診グリグリをされる。
(無理やりこじ開けられる感じでちょっと痛かった😓)
その後生理終わりのような軽い出血がつづく。

昼食後母の幼なじみと母と3人で
パンケーキ、ワッフルのお店に行ってワッフルを食べる。

夕方腰まわりが痛くなるのと同時にお腹がすごく張る。
体が冷えているように感じたので体を温めようとシャワーを浴びる。

少しシャワーを浴びた後熱っぽさがあり体の違和感を感じる。

23時30分 
ベッドに横になり読書をしていると、赤ちゃんの胎動が激しいなと感じる。
急にボンっ!と強いパンチがきたと思ったらじんわりと
温かい汁がじゅわっとでてきて慌ててトイレに行って確認すると
薄ピンク色の温かい汁がどんどん出てきて破水と悟る。
急いで夜用ナプキンをつける。

母に報告し病院につれていってもらうための身支度をお願いする。
主人に電話かけるも出ずおそらく寝ている。

23時45分 
三豊総合病院に電話。
破水した旨と診察番号を救急受付の方に伝えると
産婦人科の看護師さんに取り次いでもらう。
入院になるので荷物を持って救急の受付で受付票を貰い、
西棟の3階に来てくださいとのこと。
まさかこんな早くしかも破水始まりだと思ってもいなくて
少しドキドキしていたけど、意外にも頭は冷静で
準備していた荷物に当日いれる予定のものを入れる。
準備している間にも羊水が出てきてナプキンが見たことのないくらい
たぷたぷにふくれあがる。
新しいナプキンに取り替え、車が濡れるといけないので
母にタオルを助手席にしいてもらうようお願いする。

 

≪8月3日≫ 
0時過ぎ
病院に向け出発。
寝ていた父・姉も起きて頑張ってと見送ってくれる。
車に乗り込む直前空を見上げると満点の星空で
なんだか応援してくれているような感じがして頑張ろうとパワーをもらう。


0時10分過ぎ
三豊総合病院に到着。
救急の受付をして受付票を受け取る。

荷物をカートにのせ西棟の3階へ。
母が一緒に荷物を持ってきてくれるもあっという間にお別れ。

0時20分

看護師(助産師)さんによる内診。
まだ子宮口は1センチとのこと。
先生による健診のときよりきついグリグリをされる。
(普通に痛い)
グリグリされるときもじゅわっと羊水が流れ出る。

0時30分
LDRの部屋に入りお産用の服に着替える。
出産後につける産褥パッドなどが入ったお産セットもすでに用意されていた。

産まれた時赤ちゃんを処置する台を見て
もう少ししたら我が子に会えるんだな、いよいよだなと実感する。

急いで荷物から携帯の充電器や飲み物を取り出して
すぐ飲めるようストローもさして準備。
(コンセントはベッド横にあるので延長コードは特に必要なし)


10分おきに陣痛が来る。(まだ全然耐えられる痛み)
ようやく主人と連絡がとれ、レンタカー借りて香川に来てくれるとのこと。
助産師外来では出産後窓越しに会えると聞いていたものの
県外の人は病院には入れないと告げられる。
出産直後に会えると思っていたのでとても残念で
申し訳なさもありつつそれでも近くに来てくれるというだけで心強い。

00時40分
ベッドに横になって血圧と体温を測り、NSTをつける。
前回の健診でおりもの検査の時に膣に常在菌がいることがわかり、
赤ちゃんが膣を通ってくる際に影響がないように抗生剤を点滴で投与。(4時間おき)
針を刺された後暫く針をうったまわりがチクチクと痛かった。
5分ほどすると慣れる。
(他の点滴と比べると液の入れる速度が早いので暫くは痛むみたい)

陣痛の波が10分を切る。
横になっているからか生理痛というよりは
上から重力を何倍にもかけられているような腰痛の痛みがする。
(まだ耐えられる痛み)

1時頃
痛みが段々と強くなってくる。
とにかく腰が痛い。

1時半頃
抗生剤の点滴が終わる。
入院の書類や母子手帳を看護師さんに渡す。
個室希望の同意書や新生児スクリーニング聴覚検査の同意書と
ネームタグ、へその緒入れを渡され名前を記入する。

5分おきで陣痛がやってくる。
寝ていると腰にくるので座って耐える。
座ると羊水がじわっとにじんできて変な感じがする。
羊水が出るのは生理の初日,2日めにふとした瞬間に
どばっと血が出てくるときの感覚。

2時過ぎごろ
段々とお腹が空いてくる。
寝れたら寝てくださいと言われるも陣痛が来るので全く寝れそうにない。

2時半過ぎ
主人がレンタカーを借りて香川へ出発。
連絡のLINEが来たと同時に赤ちゃんも動き出す。
パパがくるの分かってるんかな?
この胎動とももうすぐお別れかと思うと寂しく感じる。
相変わらず5分おきに陣痛くるも1時間前より痛みが増している。

3時過ぎ
看護師さんが様子を見に来てくれる。
お腹が空いたのでゼリーやお菓子などをいれている袋を
部屋からとってきて貰い蒟蒻畑ゼリーを飲む。

4時過ぎ
看護師さんが来てくれて少し部屋が寒いので温度上げて貰う。
布団もかけてくれてほんと優しい。
陣痛が前よりも痛くなり、
子宮が収縮して赤ちゃんを押し出す準備をしているのを感じる。
お尻の方を刺激されて少しいきみたくなる。
強い痛みがくるのと同時に羊水がもれる。

5時過ぎ
看護師さんが来て2回目の抗生剤の点滴をする。
入れ始めがじんじんチクチクととにかく痛い。
陣痛とのダブルパンチで息するのを忘れそうになる。
この頃の陣痛はお腹が張り始めると同時に腰まわりが
一気に痛くなり、最後は恥骨に向けて痛みが抜けていく感じがする。
赤ちゃんの胎動が激しい。
早く出たいのかな?
出てくるために向きを変えるためか
ボコボコっと強く蹴られるのと同時に陣痛の強い波がくる。
胃の下の圧迫感がなくなり触ってもつまっている感じがなくて
大分赤ちゃんが下におりてきているのを感じる。

6時過ぎ
主人が実家に到着。
ナプキンを換えたくてトイレに行くと
陣痛の波がやってきたこともありトイレにタオルを落としてしまう。
トイレからタオルを取り出すなどワタワタしているうちに
次の陣痛が来て苦しむ。
タオルはとりあえず洗面台に放っておいて手洗い除菌してベッドに戻る。

7時20分過ぎ
看護師さんが来て内診。
陣痛が来ているときに指をグリグリと入れられて激痛。
大分赤ちゃんおりてきてて子宮内膜も8割型薄くなっているけど、
子宮口はまだ指1本分くらい。
痛みは強くなってきているのに全然子宮口の開きが進んでなくてショック。
お腹も空いた。ご飯は8時頃に来るらしい。
陣痛でそれどころではないかもしれない。
食後歯磨きした後1時間後にコロナの検査をするそう。
あと先生から血液検査もするようにと要望があったらしい。

7時45分
検温、血圧、血液を採取される。
採血で2箇所も針を刺されるし痛い。
布団の上にも血が落ちている。
コロナウイルスの検査容器と検尿の容器をもらう。
ただでさえ陣痛で辛いのに自分で容器に入れないけないのが辛い。

8時すぎ
朝御飯到着。
牛乳、白ご飯、さんまの梅煮、
煮びたし、豆腐と玉ねぎの味噌汁
4分おきの陣痛の波が来つつも体力つけるために頑張って食べる。

白ご飯は味気ないのでのりたま持ってきておいてよかった。

8時40分
食事を終え検尿しようと立ち上がり陣痛に耐えていた頃、
先生が部屋に様子を見に来てくれる。
外来がんばって早く終わらせますねとのこと。
いきみたい感じがあって出していいのか分からないけど便が出て検尿も完了。
検尿容器に移すのは陣痛の波が来て難しそうだったので看護師さんにお任せする。

9時半くらい
いつも診てくれる先生とは別の先生が内診してくださる。
まだ子宮口は2センチしか開いていないそう。
陣痛の間隔が狭まってきたらお産の進みははやいだろうけど
陣痛の間隔がなかなか狭まらないため感染症の恐れもあるので今日中に
産むためにも促進剤を入れることに。
10時から10ミリリットルずつ投与するらしい。
同意書にサインする。


今よりも強い痛みが押し寄せて来るのかと思うと
急に怖くなってきて涙が止まらなくなる。
痛みと恐怖に耐えながら主人に促進剤使う旨を
電話で伝えるも怖さで涙が出てたので家族に伝えてとは
言ったものの上手く言えなかったかもしれない。

なんとかコロナ検査用の唾液も提出しひたすら陣痛に耐える。
検査多すぎてつらい。

10時過ぎ
促進剤を投入してからは
陣痛の痛みがどんどん増してくる。
助産師(看護師)さんが四つん這いになったり横になったりと
赤ちゃんがおりてきやすいように色んな体位を指導してくれる。
胃が弱いのか昔から食後すぐ横になると吐きそうになるし、
腰に重力ガンガンかけられて痛すぎるので横向きは断念し座った状態で耐える。
携帯の陣痛カウンターをいじれる間はまだ陣痛が堪えれる痛さやねーと言われる。
今よりさらに強い痛みに襲われるのかとビビる。
50分ほどは四つん這いになって縦揺れして痛みに耐える。
(横揺れを薦められたけど横に腰揺らすと体が崩れ落ちていきそうな程
痛くて無理で縦揺れならなんとかいける感じ)
後ろからお尻の穴も押さえたりしてもらう。

11時
11時から5分から4分、4分から3分へと
陣痛の間隔が短くなってきて痛みも増していくばかりで
次に陣痛の波がくるのが怖くなる。
けれど昨日から全然寝てないので眠気にも襲われ、
うとうとしているところに激痛が走り目を覚ますの繰り返し。
四つん這いも苦しくなってきてかかとを恥骨に当てる形で
あぐらをかいて座る形にチェンジ。
この頃には助産師さんのいうとおり陣痛カウントも
携帯に触れる余裕すらなくなる。

12時
12時過ぎると助産師さん急に部屋からいなくなる。
(昼食をお産前に急いで食べていたらしい)
私はお昼を食べる余裕は全くなかったのでお断りすると助産師さんが
ヨーグルトだけとっておいてくれる。

12時15分頃
痛みがフーっと息を吐くだけでは堪えきれず声が出て
手すりを握っている手が震えるようになる。

12時30分頃
大声をあげるほどの痛みに襲われ、うまく息を吸えないし
全く痛みが引かず苦しい&モニターの赤ちゃんの心拍が下がっているのを感じる。
苦しんでいるところようやく助産師さん戻ってきて様子がおかしいと
見たのかバタバタと動き出す。
どうやら私の血圧が急上昇しているのと
赤ちゃんの心拍が下がってきているらしい。
赤ちゃんに酸素送るよー!ふーっふーっと促されるものの
突き刺されるような痛みに体が震え強ばりうまく息できない。
酸素がうまく回ってないからか意識もボーッとしてしまうけど、
痛みだけはしっかりある。
人生初の酸素マスクをつけられる。

他の看護師さんも集まってきて、バタバタと機材の準備や
先生を呼んでくるようにと急ピッチでお産の準備が進められる。

ベッドから分娩台に切り替わり痛みの合間に体勢や
バーを持つ手の位置を変えるよう指示されるも痛みに堪えるので精一杯。
母が立ち会い可能ということで急遽連絡するよう促されるものの応答なく、
主人も反応無しで中継はできず。
(タイミングもあるやろうけど電波状況が病室は悪いのかな?)
私はそれどころではなく赤ちゃんがおりてきて痛みと
いきみたい衝動にもだえ身体を捻らせる。

先生が走って息を切らしながら到着。
急激に血圧が上がってきている状態に最初はえっえっと少し狼狽えている様子。
とりあえず内診して子宮口を確認。
これまでにない激痛に襲われる。
内診痛すぎで痛い痛いと叫ぶ。
上手く息を吸うのもままならず酸素薄くて苦しい。
不織布マスク外して直に酸素マスクつけてくれてたのに
なぜかいきむときマスク越しの酸素マスクで息苦しい。
まだ完全に開いていない、9センチと先生はみるも、
すかさず助産師さんが手をいれ全開になってますと報告。
赤ちゃんが安全に出てこれるようにということで
痛み止めの麻酔を打ち会陰切開される。
注射でチクっとした後裂かれる痛みが走るが
陣痛の方が痛くてそれどころでなくなる。
初めての導尿?で管で排尿される。
痛みがひどくうまく息も吸えずで意識が朦朧とする中、
持ち手を変えてやら台の上を移動してやら
指示されるがままになんとか身体を動かす。
いきみたくなる衝動にかられるもまだ出してはダメなようで
思いっきりお尻の穴をおされる。
痛みがない間頭もボーッとしてきて●●さん分かりますかと
看護師さんに声をかけられるも声が出せず、
頷いて目をパチパチさせるくらいしかできない。

12時51分
なんとか子宮口全開大になったということで一気に
赤ちゃんを押し出して自然分娩で出す判断が下される。
いきんだかさえも分からぬ間に
看護師さんの一人が私の上にのって赤ちゃんを押し出し、
助産師さんが赤ちゃんを取り上げ、
12時51分に2426gの元気な男の子が産まれる。
出てくるときは激痛が走り赤ちゃんが参道を通って
頭が出てくる感じはなんとなくわかった。
ドゥるんと生温かいのが出てきたと思ったら赤ちゃん誕生!
私は痛みから解放で暫く放心状態。
赤ちゃんの元気な鳴き声を聞けて一安心。


12時55分
へその緒なのか生温かい管が股に当たっているのを感じていると
12:55に胎盤も出てくる。
後陣痛かお腹は産後もじんわり痛いけど出産前のに比べると
微々たる痛みで余裕で耐えられる。
先生が臍帯血の保管?作業に取り掛かり、
隣では小児科の先生もやってきて赤ちゃんの状態を確認。
2500gに満たない低体重児なので、
しっかりとした管理体制でみていきますとのこと。
その間にも子宮の収縮が進み後陣痛でお腹が痛む。
赤ちゃんをカンガルーケアさせてもらって胸の上に乗せてくれる。
自然と涙が溢れてきて頑張って産まれてきてくれて
ありがとうの気持ちでいっぱいになった。

臍帯血採取後、先生が会陰切開した所と
赤ちゃんが通ってくる際に傷ついた子宮頸管を縫合するため、
痛み止めの注射を打たれる。

縫合しなから今回のお産について先生が説明してくれる。
血圧が急上昇しているなか子宮口が完全に開かなければ
帝王切開になっていたかもしれないそう。
昨日超音波検査した際に、
先生はへその緒の血流が少し弱いように感じたそうで、
血圧は通常であるもののもしかしたらを考慮して
早めに取り出した方がよいかもしれないと考えていたので
内診グリグリを行ったそう。
こんなにも一気にお産が進んで先生も驚きだそうだが、
もう少し産まれる週が後になっていると色んなリスクがあり
最初から帝王切開になっていたかもしれないとのこと。
母の体を気にしてか早めに産まれてきてくれた親孝行な我が子に感謝。

赤ちゃんは低血糖ということが分かり点滴でブドウ糖を入れることになりお別れ。

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破水からお産の瞬間までのレポートでした。
その後の入院生活についても書いていきます。