■伊射波神社から二見浦へ
志摩市から今度は鳥羽市へと向かい、二見浦を目指します。
道中右手に鳥羽水族館が見えました。
今回は残念ながら時間がなく立ち寄りませんでしたが、
こちらの水族館はなんと飼育する種類数が日本一なんだそう!
鳥羽駅周辺を抜け二見浦に近づくと金色の屋根のお城が見えました。
気になって調べてみると、
お城があるのは「ともいきの国 伊勢忍者キングダム」という場所で
お城はあの織田信長の安土城を元に作られたのだとか。
忍者ショーや忍者体験・食事や温泉まで楽しめるスポットだそうです。
子供と行くと楽しそう!
二見々浦トンネルには夫婦岩が描かれていました。
伊射波神社の宮司さん宅から約30分ほどで到着!
駐車場周りには立派な松の木がたくさん植えられています。
車を置いていざ参拝へ!
二見興玉神社の御祭神は導きの神様として有名な猿田彦大神と
あの伏見稲荷と同じ豊穣の神様、宇迦御霊大神です。
■一の鳥居
大正時代に奉納された一の鳥居。
とてもりりしい狛犬。
お伊勢参りの際はまず外宮・内宮へと向かう前にこちら浜で
禊を行うことが昔からの習わしのようで二見興玉神社に参拝することを
「浜参宮」というそうです。
昔は直接海水に触れ禊を行っていたそうですが、
今では二見興玉神社に参拝することで禊となるようです。
■二の鳥居
りりしいかえるさんがお出迎え!
かえるは猿田彦大神の使いとされこのあともたくさんのかえるに出会います。
二見蛙といって「無事にかえる」「失くしたものがかえる」
「若がえる」などのご利益があるんだそう!
夫婦岩が見えてきました!
■天の岩屋
日本神話で有名な天照大御神がおかくれになった天の岩屋がこんなところに!
(ここ以外にも三重県には日本神話にまつわる名所がたくさんあります)
よくみると岩窟になっています。
今は外に移されましたが、
昔はこちらの岩窟に宇迦御魂大神を祀った三宮神社があったそうです。
岩屋横の授与所。
■手水舎
手水舎の水は蛙の口から流れでています。
水の中には満願蛙という願いをしながら
水をかけるとその願いをかなえてくれるとされるかえるもいます。
(コロナ下で今は柄杓は撤去されています)
手水舎横には夫婦岩が描かれた絵馬が置かれていました。
手水舎近くにはたくさんの蛙たちが!
■拝殿・本殿
社務所前を通り拝殿へ。
猿田彦大神に向かってお参りします。
なんとおみくじまでも蛙!
拝殿横が社務所となっているので、
そちらで御朱印をいただきます。
■夫婦岩
拝殿右手奥へと進み、夫婦岩の近くへと歩を進めます。
夫婦岩近くにはちょっとウルトラマンみたいないかつい顔のかえるさん。
大岩と小岩を結ぶ大きなしめ縄は「結界の縄」と言われ、
岩の間から昇る「日の大神」を拝するための鳥居の役割があるそうです。
今は海面下に沈んで見えませんが、
夫婦岩の間700メートルほど先に興玉神石があり、
4月頃の大潮の時にはうっすらとその一端を見ることができるのだとか。
大岩の向こうにある岩はなんだかかえるの形に見えます。
夫婦岩にかかる大注連縄は年3回張替作業が行われ、
この大注連縄の奉納は700年以上も続けられているとは感慨深いですね。
岩にのぼるのだけでも大変そう!
■禊橋・契りの松
昔徳島のほうから伊勢参りに来た若い男女が禊をしに二見浦を訪れ、
海水を浴びて身を清めた後、この松に着物をかけて結び、
夫婦の契りをかわしたことから「契りの松」と呼ばれているそうです。
松の下にはあの江戸時代の国学者として有名な
本居宣長の詠んだ歌が刻まれていました。
■龍宮社
契りの松からさらに進むと社務所が見えてきます。
こちらが海の神様として有名な大綿律見神をお祀りする龍宮社。
こちらの手水舎には石垣から顔を出す龍が!
鳥居の両端には狛犬がいますが、
奥の社殿前には狛蛙が互いを見つめ合っています。
狛犬などは邪気を払うために参拝者側を向いているイメージだったので
なんとも珍しい(笑)
ちなみに龍宮社の絵馬は二見興玉神社とはデザインが異なり、
夫婦岩ごしに日の大神を見つめる龍が描かれていました。
龍宮社からさらに奥に行くと伊勢シーパラダイスが見えましたが、
私たちは次なる予定のため折り返し、駐車場へと戻ります。
海のパワーによって心が洗われたところで外宮へと向かいます!