ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【結婚式の思い出㉞】新婚旅行編 4日目 三重ドライブ🚙&一の宮巡り⛩!その五 伊勢国一の宮「椿大神社(つばきおおかみやしろ)」

都波岐奈加等神社への参拝を終え、
もう一つの伊勢国一の宮である椿大神社へと向かいます。

■駐車場までのアクセス

道中には伊勢茶畑が広がっていました。

大きな朱色の鳥居が出てきました。

雄大な山をバックに綺麗に整備された伊勢茶畑の風景には
日本の原風景というか何とも言えない感動があります。

山の方に近づき椿大神社の看板を発見!

都波岐奈加等神社から約1時間弱で駐車場に到着!

全国の猿田彦神社の総本宮ともあって駐車場もかなり広いですね。

神社へ向かう道にはお食事処やお土産屋さん兼日本茶カフェ、
そして水晶を売っているお店もありました!

■境内入り口

境内入り口には素晴らしい紅葉が!

色のグラデーションが美しいです。

■庚龍神社

鳥居を抜けてすぐにあるのが庚龍神社。
こちらの龍神社には3柱の龍神が祀られていて、
樹齢約400年のもみの木に龍神が宿り、
神域を守護されていると伝えられています。
椿大神社境内には他にも龍神をお祀りする神社が二社あり、
龍神三社巡りすることで龍神様の守護・導きを得られるそうです。

神社の御由緒が石碑なのも珍しい。

■獅子堂

こちらは獅子堂。
聖武天皇の勅願で獅子頭が奉納されたことから獅子堂と呼ばれているそうで、
交通安全祈祷、車の清め祓いがこちらで行われます。

■手水舎・参道

椿大神社の手水舎にも猿田彦大神の使いである蛙が手水舎にいました!
境内には龍神をお祀りする神社もあることに関係してか、
滝を登る鯉の像も置かれていました。


由緒の石碑だけかと思いきや1枚板の立派なご由緒板もありました。

境内はかなり広く、
標高906メートルの入道ヶ嶽山頂には奥宮が鎮座しています。
さすがに奥宮へ参拝するには登山のフル装備と時間が必要ですね。

空高く伸びる木々に覆われ、境内はとても澄んだ空気が流れています。

■御船磐座(みふねのいわくら)

境内でも重要なスポットである「御船磐座」。
主祭神である猿田彦大神が天孫降臨の折、瓊瓊杵尊一行を九州へ先導した際に、
この地に御船をつないだと伝わる神蹟。

参道には樹齢も相当ありそうな太く大きな木々が迎えてくれます。

■椿岸神社(つばきぎしじんじゃ)

本殿へ行く前に猿田彦大神の奥さんである
天之鈿女命をお祀りする「椿岸神社」を参拝。
天之鈿女命は天岩戸の神話の中で踊りを披露した有名な神様で、
芸能・縁結び・夫婦円満にご利益があるとされています。
垂仁天皇の御代に猿田彦大神をお祀りする椿大神社を「上椿社」、
この椿岸神社を「下椿社」と称して創建され、延喜式内の古社として
昔から厚い信仰のある神社です。
椿大神社が全国の猿田彦大神を祀る神社の総本宮であるのと同様に、
こちらの椿岸神社は全国の天之鈿女命をお祀りする総本宮だそうです。
婚礼の神前式もこちらで執り行われます。

■かなえ滝

椿岸神社右手にはかなえ滝という
境内から湧き出る神水が流れる場所があります。
こちらのかなえ滝はパワースポットとして有名だそうで、
かなえ滝の写真を待ち受け画面にすると
願いが叶うというジンクスがあるそうです。

■龍蛇神両地神社

かなえ滝の隣には2つ目の龍神社である「龍蛇神両地神社」があります。
なんとこちらの龍神様はあの出雲大社や大神神社で祀られている
大国主命(おおくにぬしのみこと)の使いの龍神なんだそう。

■高山土公神陵(たかやまどこうしんりょう)

本殿への道に戻りまっすぐ進むと
左手に少し高くなって鳥居が立っている場所があります。
なんとこちら「高山土公神陵」という猿田彦大神の御陵なのだそう!
天皇や豪族のお墓として古墳があるのは知っていましたが、
神様のための古墳があるなんて驚きです!
こちらの御陵は前方後円墳の形をしています。
猿田彦大神直系の神主家が代々大事に守り続けているそうです。

■拝殿

いよいよ椿大神社の拝殿へと進みます。
筋骨隆々な狛犬がお出迎えしてくれます。

椿大神社は元々は本宮奥に続く
高山入道ヶ嶽、短山椿ヶ嶽を天然の社として猿田彦大神を祭祀していたのを
西暦紀元前三年、垂仁天皇の御代に社殿を造営した日本最古の神社。
猿田彦大神は地上の生きとし生けるものの平安と幸福を招く
「みちびきの祖神」として霊験あらたかな神様です。
本殿には猿田彦大神を主祭神として、
瓊瓊杵尊、天之鈿女命など合計32柱の神様が合祀されています。

参拝を終え、御朱印をいただきます。

なんと椿大神社の御朱印帳には、
手塚治虫の火の鳥に登場する猿田彦・アメノウズメが!!
ちょうど参拝前に火の鳥のアニメを見たばかりだったので
コラボしていることに感動しちゃいました。

お守りも種類豊富!

結婚式準備の時にWelcomeスペースのDIYアイデアで
instagramなどでよく見かけた夫婦守もありました。

絵馬には猿田彦大神と天之鈿女命の出会いのシーン?のもの
と夫婦それぞれのものがありました。

■茶室 鈴松庵

現パナソニックの創始者で「経営の神様」として有名な
松下幸之助氏は足繫く椿大神社へ参拝されたそうで、
こちらの鈴松庵はその松下幸之助が茶道の発展を祈念して
日本庭園とともに寄進したのだそう。
実際に中に入ってお茶をいただくこともできます。

■松下幸之助社

境内には松下幸之助の御霊をお祀りする社殿もあります。

■行満堂神霊殿

こちらの行満堂神霊殿では、
猿田彦大神の神裔である行満大明神、
鈴鹿七福神の一つで延命長寿の神・寿老神をお祀りする御殿。


■椿立雲龍神社

こちらの椿立雲龍神社は龍神三社の一つで、
子育て・腫物除去の神として崇められる龍神様。
あまり目立つ社殿ではないのですが、
空気がとても澄みわたっていて不思議と引き寄せられる感じがありました。

 

広い境内で参拝スポットもたくさんあるので、
気づけば1時間以上は歩いていて日も傾き始めていました。

■椿茶園

無事参拝を終え、
行きで見つけたお土産屋さん兼日本茶カフェ「椿茶園」に立ち寄ります。
こちらでお土産用の伊勢茶と
帰りの車の中で食べる椿草もち、椿まんじゅうを購入しました。

イートインスペースもあるので、
淹れたての日本茶とともに店内で販売している和菓子を楽しむことができます。

こちらの椿まんじゅうも美味しかったですが、
なんといっても美味しさに感動したのが春泉堂老舗の椿草もち!
食べる前の写真撮り忘れましたが、
また来たら絶対食べたいと思うほどにめちゃくちゃ美味しかったです!

 

個人的に山の中で水の流れ、滝がある神社が好きですが、
椿大神社は私の中で一・二を争うお気に入りの神社の一つとなりました。
次回三重に来るときも必ず参拝しに来たいと思います。