ようおまいりでした。

旅の記録や日々感じたことを自由気ままに夫婦で綴っていきます

【岡崎さんぽ】舞妓・芸妓さんも通う芸事上達で有名な御辰稲荷神社

熊野神社から岡崎神社に向けて丸太町通りを進んでいると、
気になる神社を発見!それがこちらの御辰稲荷神社!

昔このあたりには聖護院の森と呼ばれる森が広がっていたそう。
1705年に東山天皇の御側室の夢枕に白狐が現れ、
御所の辰の方向にある森に祠を立て祀ってほしいといって消えたそう。
そのお告げを受け、この地に祠を設けたのがこの神社の始まりなんだとか。

御祭神は五穀豊穣・商売繁盛の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまかみ)、
導きの神様である猿田彦神(さるたひこのかみ)、
猿田彦神の奥さんで芸能の神様である天宇受売神(あめのうずめのかみ)の三柱。

神社の名前にある『辰』が『達』につながるとされ、
あらゆることを達成できるとして特に芸能上達にご利益があり
舞妓さん・芸子さんも多く参拝する神社なのだそうです。

また、境内には願い事が叶うという「真黒石」という秘石が祀られています。
由緒によると昔白川橋の近くに住んでいた貧しい夫婦がいて、
妻はこの御辰稲荷神社への信仰が厚く、
幸せになれますようにと願い足繁く通いました。
ちょうど百回目のお参りの時につい境内でうとうとと居眠りをしてしまい、
ふと起きると手の中に黒い石があったのだそう。
神様からいただいたのだと家に帰って神棚に大事に祀ると、
その後すぐに女の子を身ごもりました。
すくすくと育ったその女の子はとある大名の目に留まっておきさきとなり、
夫婦共々幸せに暮らしたそう。
そのうわさが広まり、いつしか多くの人が真黒石をもって
この御辰稲荷神社に訪れ幸せを祈願するようになったんだとか。

 

個人的にお稲荷さん好きでつい見つけると参拝しちゃうのですが、
昨年三重にて猿田彦神・天宇受売神の夫婦神が祀られている
神社をめぐったところだったのでなんだか嬉しくなりました。

穴場な神社を見つけられるのも京都さんぽのいいところですね。