前回のつづき。
御神鶏の元気な鳴き声を聞いた後はいよいよ参拝!
手水舎で清めて楼門へと進みます!
こちらの楼門は鎌倉時代末期の文保2年(1318)に第96代後醍醐(ごだいご)天皇がに建立したとされ、重要文化財に指定されています。
楼門にかけられている木額には「萬古猶新」という字が書かれていますが、
こちらは日本の陸軍創設者であり内閣総理大臣にもなった
明治の元老・山縣有朋の筆だそう。
楼門裏側。
こちらが国宝にも指定されている石上神宮拝殿。
第72代白河天皇が鎮魂祭のために、永保元年(1081)に宮中にあった神嘉殿(しんかでん)を寄進されたものと伝えられています。
使用されている木材は平安時代のものだそうで鎌倉時代初期の建立と考えられます。拝殿としては現存する日本最古のもの。
廻廊で囲まれているので見えませんが、
拝殿奥には本殿があり今あるものは大正時代に建てられたもの。
元々石上神宮は本殿をもたない神社で、
御神体である神剣「韴霊(ふつのみたま)」が禁足地の土中深くに祀られているとされその禁足地が古くからあがめられていました。
本当に神剣があるのか伝承を確かめるべく明治時代に当時の大宮司が調査した結果、実際に禁足地から多くの玉類、剣、矛などが神剣とともに発見されたそうで、それらを祀るために現在の本殿が建立されたそうです。
拝殿の周りは春日大社のように釣り灯篭がずらっと並んでいます。
絵馬は白馬と御神鶏の2種類。
参拝を終え、授与所にて御朱印をいただき、おみくじを引きました。
神宮に伝わる369年につくられた国宝の七支刀のお守りもありました。
石上神宮オリジナルのマスキングテープや
神話をまんがでわかりやすく書かれた「まんが古事記」なんかもありました
御神鶏のかたちの可愛いおみくじ!
酉年ということもあり引いてみると大吉で嬉しい!
楼門出たところにある摂社・末社にもお参りしました。
摂社の方から見た楼門。
帰りの際御神鶏たちは仲良くひなたぼっこしていてかわいかったです。
第3駐車場近くにある神田神社には、
石上神宮のご神体である神剣「韴霊(ふつのみたま)」を天皇に奉納したとされる高倉下命(たかくらじのみこと)が祀られています。
境内には烏帽子のかたちをした大きな岩がありました。
石上神宮を参拝した後は、
すぐ近くにある道の駅 なら歴史文化村に向かいます。